ウール素材は洗濯機で洗える?家庭洗濯のコツ&クリーニングの使い分け

安価な洋服から高級衣類まで、幅広く使われているウール素材ですが、自宅での洗濯は縮み・ヨレなどの失敗談も多く聞かれます。
自宅でウールを選択する時に失敗しないポイントや、クリーニング店を使う時の選び方などを紹介しました。

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洗いすぎに注意!ウール着用後の自宅メンテナンス

帰宅したら必ず干しておく

ウールは羊の毛から作られる動物性の繊維なので、耐久性がやや弱く、着用する度に洗濯すると消耗を早めてしまいます。

ウールの洗濯失敗談でよく聞かれる縮みは、乾燥時の熱によるものだけでなく、生地の擦れや水によって生じているケースもあるのです。

そのため、目立った汚れやニオイがなければ、着用した後にすぐ洗うのではなく、ハンガーに干しておくだけにしましょう。

洋服は着ている間に外気の湿気や汗などを吸収しているので、1晩しっかり干して湿気を飛ばしてから収納するのが大切です。

ニオイが気になる時はスチームが活躍

汗や食べ物、タバコなどのニオイが気になるウールの洋服は、洗濯する前に一度スチームを当ててみましょう。

高温の水蒸気はニオイ物質を分解する働きがあるため、これだけでも嫌な臭いがスッキリ取れる事があります。

また、ウールの中に細かな蒸気が含まれる事で繊維がふくらみ、着心地が良くなったり、軽度の型崩れが直る可能性もあるのです。

衣類用のスチーマーを持っていないご家庭も、ハンガーにかけた状態でアイロンのスチームを当てるだけで構いません。

衣類用消臭剤は使わない方が良い

スチームを当てても取り切れないニオイは、衣類用の消臭剤を使いたくなりますが、実は注意して使う必要があります。

洋服に衣類用消臭剤をかけると、ニオイや汚れの成分と反応し、シミが浮き出てしまう恐れがあるためです。

100%安心して使えるものではありませんので、安価なものや何シーズンも使っている洋服などは良いですが、まだたくさん着用したい洋服や高級なウールには使わない様にしましょう。

スチーム以外で消臭するなら光触媒カバーを

衣類用消臭剤の代替品として使う事ができるのが、光触媒の加工が施された衣類用カバーです。

光触媒とは、人の目に見える光(可視光線)と酸化チタンが反応することで、ニオイの原因物質や菌・ウイルスなどを分解する作用のことです。

この作用を使った衣類用のカバーは100円ショップなどでも市販されているので、着用後に干している間かけておけばホコリ対策一緒にニオイ除去が行えます。

ほとんどのカバーは不織布で作られているので、通気性が良く、スチームを当てた後にすぐかけておくことも可能です。

ただし、光触媒カバーは光を当てておく必要があるので、就寝時の暗い室内やクローゼットの中では効果を発揮しません。

スチームと光触媒をダブルで行ってもニオイが取れない場合は、洗濯やクリーニングでしっかり落とした方が良いでしょう。

ウールを家庭で洗濯する時の手順とポイント

洋服についている洗濯表示を確認

自宅で洗濯をする前には必ず、ウールの洋服の内側についている洗濯表示をチェックしましょう。

ウール素材の場合は、「洗濯機可、水洗い可」「手洗いのみ、水洗い可」「水洗い不可(ドライマーク)」の3つのパターンが考えられます。

洗いたい洋服が水洗いに対応しているウール生地であれば、家庭で洗濯してケアすることが可能です。

もし、水洗いができないウール生地の場合、必ずクリーニング店でドライクリーニングを行ってください。

洗濯はデリケート素材用の中性洗剤で

ウールのような動物性繊維の生地は油分を含んでいますので、通常の洗濯用洗剤では洗浄力が強すぎてしまい、ゴワゴワな仕上がりになってしまう危険性があります。

自宅で洗濯する時には、おしゃれ着洗い用の中性洗剤(エマール、アクロン、欄ドレス、ハイベックゼロなど)を必ず使ってください。

また、優しく洗える中性洗剤とはいえ、脱脂力がありますので、すすぎ時に使う柔軟剤も用意必須です。

ナチュラルクリーングをしているご家庭では、純粋な粉石鹸であればそのままウールの洗濯に使えます。

石鹸以外の成分が含まれている場合は、商品の説明をよく見て、ウールに対応しているか確認してください。

洗濯機も使えるが手洗いがベスト

ウール素材の衣類を水洗いする時は、基本的には手洗いで1枚ずつ洗濯するように心がけると、少ないダメージで洗うことができます。

洗面器や洗面台で洗浄液を作ったら、ウールの洋服を入れて5分ほど押し洗いを行ってください。

この際、揉み洗いや擦り洗いをしてしまうと、ウールの繊維が毛羽立ってしまったり、型崩れを引き起こす可能性がありますので、優しく押して洗うようにします。

すすぎは2~3回ほど水を替えてしっかり洗剤を落としてから、最後のすすぎで柔軟剤を入れて2~3分浸しましょう。

脱水する時は、ネットに入れてから洗濯機に投入し、脱水モードで1~2分だけ回してください。

なお、2~3シーズン使い続けているウールの洋服を洗う場合や、より手軽に洗濯を行いたい方は、少しダメージは増えますが洗濯機を使って洗っても良いでしょう。

洗濯機を使う時は、弱水流のコース(おうちクリーニングコース、ドライコース、ソフトコースなど)を選択し、洋服を入れすぎないようにするのがポイントです。

乾燥機は使わず干して乾かすこと

脱水までの工程が完了したらあとは乾かすだけですが、乾燥機や乾燥モードを使うのは絶対に避けましょう。

ウール素材は乾燥の工程で縮みが生じやすいので、風通しの良い場所で陰干しするのが基本です。

また、ニットなどの伸縮性の良い洋服は乾燥の段階で伸びてしまう事があるので、ハンガーではなく、形を整えて平干しをする方が安心でしょう。

ウールの洋服におすすめのクリーニング店は?

単品で頼めて高コスパ!ネクシー

あまり知名度の高いクリーニング店ではありませんが、利用した際の仕上がりの満足度と料金のバランスが優れているお店でした。

通常料金でのクリーニングは少々高いですが、2種類の月額会員になるとかなりお手頃価格で利用することが可能です。

会員なら3,000円以上、非会員なら3,500円以上で往復送料と定められており、どちらでもハードルが低いため利便性が高いと言えます。

お届け日については配達エリアによって異なりますが、最短でも6日後以降と若干遅めではありますので、納期を急いでる方は注意しましょう。

ネクシーの詳細を見る

ウールコートなどをお得に出せる!リコーベ

宅配クリーニングならではのサービスであるパック制を採用し、一律料金で対応してもらえるお店です。

ウールの衣類であれば、コートやワンピースといった通常単価の高いものをまとめて依頼すると、よりお得に利用することができます。

また、リコーベでは家庭用洗濯品もまとめて預けられるコースがあり、玄関やキッチンのマット、シーツ、パジャマ、タオルなども洗ってもらうことができます。

最短3日から最大12ヶ月後という幅の広いお届け期間なので、急ぎの方も、翌シーズンまで預けたい方も1つのお店で完結することが可能です。

リコーベの詳細を見る

高級ウールも安心の水洗い専門店!キレイナ

ウールを使った衣類の中でも特に大切な洋服やブランド品は、安心して任せられるキレイナがおすすめです。

ハイブランドからハンドメイド品まで、どのような衣類にも対応できる高い技術力を持ち、1着ずつ丁寧に洗い上げます。

キレイナはウェットクリーニングの専門店なので、ドライクリーニングでは落としきれない汗などの汚れも綺麗に整い、風合いもよみがえるのが魅力です。

金額は他の宅配クリーニングに比べてかなり高めで、かつ、送料無料の条件が厳しいですが、上質な仕上がりを求める方におすすめできます。

キレイナの詳細を見る

充実のサービスで利便性最強!リネット

宅配クリーニングの中でも特にサービス力の高さで人気を博しており、使いやすさはトップクラスです。

1着ずつクリーニングを依頼することができるので、必要な時に必要なだけ注文でき、普段使いしやすいクリーニング店です。

スタンプカードやキャンペーンも実施しているので、ウールの衣類だけでなく普段着用している洋服を出したい方は、続けるほどオトクに利用できるでしょう。

最短2日後お届けや加工つきクリーニングなど、嬉しいサービスが取り揃えられているものの、有料会員に登録しないと恩恵がほとんど受けられない点は注意しましょう。

リネットの詳細を見る
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