これで安心!満足できるクリーニング店の選び方大全

利用するクリーニング店を「近所だから」という理由だけで選んでいる方が非常に多いですが、実はお店によって方針や品質、金額は異なります。本当に満足できる良いクリーニング店に巡り合うためのポイントを、分かりやすくまとめました。

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今利用しているお店で、本当に満足?

80%以上が利用するクリーニングサービス

生活に欠かせないサービスの1つがクリーニング店です。

スーツやワンピースなど、自宅では洗濯できない衣類や布団などの大型品を綺麗にしてもらうことができるため、現在は8割以上の世帯が利用しています。

しかし、どのお店を利用するかをよく考えている方はそれほど多くなく、比較せずに同じクリーニング店を使い続けているという方がほとんどです。

クリーニング店の選び方は「立地」が多数

日本政策金融公庫の調査によると、クリーニング店を選ぶ基準として「立地」と答えた方が92%にものぼることが分かりました。

詳しく見てみると、72.3%の方が利用している店舗までの時間が10分以内としており、自己流で考えるクリーニング店の選び方としては何よりも行きやすさが最重視されています。

この結果は、料金の安さやクリーニング技術よりも重要度が高く、まず立地を考えてから他の点を選んでいる事が分かります。

立地以外の面には妥協していることも・・・

クリーニングは重たい衣類を運んだり、最低でも1~2か月に1回は行くことを考えると、行きやすい場所にあるお店を選びたいという気持ちになるのは当然の事です。

しかし、クリーニング店の立地を最重視する一方で、料金やクリーニング技術には満足できていないという声があるのも事実です。

中には、「近いなら妥協しても仕方がない」と我慢をしている人も多くいます。

立地のためにどんな面を我慢している?

同調査の満足度の項目を見てみると、実は立地以外のほとんどの点に多くの不満の声が聞かれました。

料金の安さについての満足度は63%、通常加工(仕上がり)は51%、さらに加工技術については38%と、全体的な満足度はかなり低い結果となっています。

クリーニングに出す衣類の中には、大切な洋服や礼服、ドレス、長く着たいものなど重要な洋服もありますので、きちんと選んで満足できるクリーニング店を利用することが非常に大切です。

失敗しないクリーニング店の選び方とは?

工場一体型のクリーニング店がベスト

クリーニング店には、受付からクリーニングまで同じ場所で行う「工場一体型」と、受付と工場が異なる場所にある「直営型(取次店型)」の2種類があります。

満足度の高いクリーニング店を利用するためには、工場一体型のお店を選ぶのがポイントです。

お店の選び方として考えることが少ない事ですが、実はここが最も重要と言っても過言ではありません。

不満の原因は、クリーニング前にあった!

東京都クリーニング生活衛生同業組合によると、クリーニングに関するトラブルの多くは、受付時点でのやり取りに原因があると言われています。

直営型のクリーニング店で対応するのはあくまでも受付担当であり、クリーニングの知識や技術が不足しているため、適切な対応ができていないことが多くあります。

そのため、衣類別の処理方法、シミの落ち具合、クリーニングによる品質変化の恐れなど、リスクや結果の予測を予め伝えられておらず、顧客とのトラブルを起こしている訳です。

しかし、工場一体型であれば、クリーニングの専門家や現場の担当者がその場にいますから、知識や技術、経験に基づき、リスクや施行後の予測などを明確に伝えてもらう事ができ、未然にトラブルを防ぐことができますし、仕上がりに納得して依頼ができるのです。

宅配クリーニングは工場直送だから安心

宅配クリーニングは、ほとんどのお店が工場への直送ができる工場一体型のクリーニング店です。

顧客へ伝えるべき情報が出てきても、現場の担当者から直接説明を受ける事ができます。

また、問い合わせなどで連絡をした場合も的確な回答を得られることが多く、安心してお任せできます。

安すぎる料金設定は疑問視を

クリーニング店を選ぶときに料金の安さを大切にする方も多くいますが、相場よりも安すぎるお店は疑った方が良いでしょう。

クリーニング店では、溶剤(クリーニング用の洗剤)の管理、シミ抜き等の知識・技術の習得、より質の高い機械の導入、環境保全、衛生管理、スタッフの雇用・教育など様々な面でコストがかかります。

料金が安いのは家計も助かり良いことの様に思えますが、裏を返せば、どこかのコストを削ることによって安い価格を実現しているという事です。

お客様のことを考え、熱意を持って技術や接客の向上に努めているお店であれば、ある程度金額がかかってしまうものなのです。

クリーニング代は購入金額の3~5%を目安に

クリーニング店の選び方として目安になるのが、「洋服の購入代金の3~5%をクリーニング代の基準にする」というものです。

店舗へ持参する場合の目安ではありますが、例えば5,000円で購入したワイシャツのクリーニング代は150~250円、10,000円で購入したブラウスのクリーニング代は300~500円のお店に出すのが良いという考え方になります。

この範囲よりも高い料金のお店なら少しリッチなクリーニング店に出したことになり、逆に下限よりも安い金額のお店ならクリーニング品質が十分でない可能性があるという事です。

現在は1店舗だけを使う方が多いですが、衣類は1点ずつ品質の度合いが異なりますから、衣類に合わせて複数のお店を利用するというのが最も賢い選び方と言えるでしょう。

宅配クリーニングはサービスの加点を

ただし、上記の目安はあくまでも店舗のクリーニング店を利用する際の考え方であり、宅配クリーニングの場合は更に金額の上乗せが必要です。

なぜなら、「通常の洗いが店舗のデラックス仕上げ相当になっている」「店舗では有料のサービスを無料で提供している」「自宅で受け渡しができて便利」など、サービス内容や利便性に於いて店舗よりも高いクオリティを提供していることが多いからです。

お店によって内容は異なりますが、上記目安の上限を300~500円ほど引き上げて考える様にしましょう。

尚、店舗と宅配の各相場については「クリーニング料金の相場はいくら?人気店を比較してみた!」で紹介していますので、併せてご覧ください。

段階を踏んでクリーニング品質をチェック

クリーニングの品質は一般の人では見落としがちな事も多く、1回利用しただけでは分かりづらい事もあります。

お店の選び方としてオススメなのは、数回に分けて利用し、クリーニングやシミ抜きなどの技術を確認するという方法です。

「近かったから」「安かったから」と安易に選んでしまうと、大切な洋服が取り返しのつかない事になりかねません。

また、お店によって得意・不得意もありますので、安心してお任せできるクリーニング店を選ぶためには最初に少し時間と手間をかけましょう。

初回利用時に出しておきたい「ワイシャツ」「ブラウス」

ワイシャツは、クリーニング師の国家試験で実技に取り入れられている、基本中の基本です。

それほど難しくない工程のため手を抜きがちなクリーニング店も多いのですが、ここで満足できる仕上がりを提供するお店なら、基本をしっかりと守った良い技術のお店と言えます。

特に、ダブルカフスの袖口であれば、機械を使用できないため、より職人の技術力を確かめることができます。

また、女性用のブラウスも形やサイズが統一できないため、どうしても手仕上げが必要になり、仕上がりの良さを確認できる洋服の1つと言えます。

シミ抜きや綿入りの服でも技術力が分かる!

上記の次にオススメしたいのが、シミ抜きをしてもらう事です。

付着してすぐの洋服はどの様なお店であっても綺麗になる事が多いですが、付着してから時間が経ったシミや変色してしまったシミは、特にクリーニング店の技術力を判断できるポイントになります。

難しそうなシミにも「生地が傷むのでできません」ではなく、「出来る所までやってみましょう!」などと前向きに解答し、積極的に取り組んでくれるお店は、技術への自信と職人の探求心があることの表れと言えます。

また、冬~春限定にはなりますが、ダウンの様な中綿が入った洋服も知識や技術が低いとボリューム低下や縫い目のシミなど、クリーニング後にトラブルが発生する可能性があります。

しかもダウンは洗濯表示が必ず良いとは限らず、プロとして適切なクリーニング方法を見極められるかどうかが肝心となる衣類の1つですので、お店の判断材料として利用してみましょう。

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