喪服のクリーニングは自宅でできる?頻度や料金、おすすめ店も解説

弔事の場面で着用する喪服ですが、普通の洋服よりクリーニング代が高く、出すのがもったいないという声も多く聞かれます。
喪服のクリーニングの必要性を解明しつつ、自宅での選択方法や適切な頻度、料金相場やおすすめ店まで解説していきます。

喪服はいつ着る?着用場面と洗濯のコツ

喪服は弔事の場面で常に着用する

喪服は、お悔やみ事(弔事)の場面で使用するブラックフォーマルの洋服の事を指し、通夜、告別式・葬儀、納骨、法事(3回忌ごろまでが一般的)で着用します。

フォーマルウェアには種類によって格の違いがありますが、現代では立場によって服装が変わることはなく、ワンピース、アンサンブル、和装、ブラックスーツどれでも構いません。

また、宗教によっても装いが変わる事はないため、基本的にお悔やみ事では全ての場面で持っている喪服を着用します。

喪服のレンタルは割高

葬儀社などで喪服のレンタルをしている所もありますが、価格は1着5,000~10,000円ほどかかります。

現在は、手ごろな価格で購入できる喪服も多くあるため、レンタル2~3回分で1着購入できてしまうことを考えると、少々割高になり、あまりおすすめできません。

また、訃報はいつ届けられるか分かりませんし、着用機会が多い洋服ではないので、長期的に使えるデザインの喪服を購入した方がコストパフォーマンスが高くなります。

喪服を洗う頻度はどのくらいがベスト?

喪服は黒いのでそれほど汚れが目立ちませんが、実は思っている以上に汚れています。

着用時に皮脂や汗が付着しているほか、着用して外を歩けばホコリや泥なども付着しますし、お焼香で灰が付いてしまう事もあります。

たとえば、お通夜とお葬式のように着用日が近い場合は、最後にまとめてクリーニングをすれば良いですが、しばらく着用しないのであればたった1回着ただけでも洗った方が良いでしょう。

長期保管するからこそ清潔に

しかも喪服は、次に着用する機会が読めないので、長く保管することも考えられます。

もし着用後、洗わずにそのまま長く保管していると、皮脂や汗に含まれた塩分、タンパク質などが結晶化し、白い汚れやシミとなって残ってしまうのです。

また、汚れの付着状態や保管環境によっては、カビが発生してしまう恐れもあり、白い斑点が広がる恐れもあります。

黒い装いだからこそ白い汚れは非常に目立ち、次に着用する時に「汚れがついていて、着られない」「急いでクリーニングしたけれど、お通夜に間に合わない」といった緊急事態になりかねません。

着用回数や着用時間が少なかったとしても、喪服はきちんと洗ってから収納するようにしましょう。

喪服は自宅で洗濯しても良いの?

洗濯表示によっては喪服も自宅で洗濯が可能!

以前は「喪服はクリーニングでしか洗えない」と言われていましたが、最近は機能性を重視したウォッシャブルタイプの喪服も多く販売されていますので、一概に自宅で洗濯ができないとは言えません。

自分の持っている喪服が家で洗えるかは、必ず洗濯表示を確認して判断しましょう。

この際、必ず確認したいマークが以下の2つありますので、どちらも揃って記載があれば自宅で洗濯することが可能です。

1.洗濯処理マーク

桶の中に水の波線が書かれているのが「洗濯処理マーク」で、×印がついていない喪服であれば、自宅で洗濯ができます。

桶の中に書かれている数字は水温の上限を指し、これ以上高い温水を使ってしまうと生地が傷んでしまうため注意しましょう。

また、桶の下に-印が付いている場合、本数が多いほど弱い水流で洗う必要があるという意味になりますが、喪服は長く着用する洋服ですから、どのような表示だったとしても「手洗い」または「おうちクリーニングコース」を使用するのがベストです。

ちなみに、○印の中に「P(ドライクリーニング)」や「W(ウェットクリーニング)」と書かれている表示は、クリーニングが必要な衣類ということになります。

最近は、クリーニング表示があっても自宅で洗濯できるオシャレ着洗い用洗剤というのも販売されていますが、喪服に対して使用するのは絶対にやめましょう。

クリーニング表示の喪服をオシャレ着洗い用洗剤で洗った場合、型崩れや縮み、テカリ、生地の消耗などにつながり、着用できなくなってしまう恐れもあります。

2.アイロンマーク

その名の通り、アイロンの形をしているマークは、自宅でアイロンをかけても大丈夫かを示しています。

アイロンマークに×印がついている喪服は、自宅で洗濯できる洋服だったとしても最後にアイロンで仕上げができないので、必然的にクリーニング品となります。

洗濯・乾燥中についたシワが伸ばせずそのままになってしまうと、次の機会で着用できませんから、洗濯する意味がなくなってしまうのです。

無理にアイロンがけをした場合、テカリが発生して喪服として着用できなくなってしまいます。

喪服を自宅で洗う場合は、洗濯処理マークとアイロンマークがどちらも揃っていることを確認して、実施するようにしましょう。

喪服を自宅で洗濯する場合の手順・注意点

洗濯表示で洗濯処理とアイロンのどちらも行えることが分かったら、まずは喪服のポケットの中を確認しつつ、乾燥方法の洗濯表示もチェックしておきましょう。

その後、喪服の全体を確認し、襟元や袖口、裾などに汚れが目立つ箇所があれば、先に部分洗いを行ってください。

洗濯を行ってからだと汚れが奥まで入り込み、除去しにくくなってしまいますので、部分洗いは洗濯の前に行うのがポイントです。

あとはボタンやファスナーを閉めてから洗濯ネットに畳んで入れて、手洗いまたは洗濯機のおうちクリーニングコースで洗濯するだけです。

喪服のダメージを抑えるため、汚れやニオイが酷くないようであれば、使用する洗剤はエマールやアクロンなどのオシャレ着洗い用を使いましょう。

綺麗な仕上げは「乾燥」と「アイロンがけ」が肝心

洗濯の終わった喪服は、洗濯表示の乾燥方法に従って、適切な場所に干しておきます。

洗濯乾燥機のタンブル乾燥が行える喪服でも、基本的には吊り干しや平干しをした方が生地を傷めないためオススメです。

喪服を干す際は、できるだけシワが残らない様にし、型崩れのないように形を整えてください。

しっかり乾燥させた後はアイロンがけが必要ですが、テカリが出ると喪服として着られなくなってしまうので、必ず当て布をしてアイロンをかけましょう。

また、温度を高く設定しすぎてしまったり、シワ伸ばし用スプレーなどを使うとテカリや縮みが発生する恐れがありますので、注意して丁寧にアイロンがけすることが大切です。

家で洗えない喪服はクリーニングへ!料金相場はいくら?

普通の服よりちょっと高い!相場は2,000円前後

クリーニング店では「礼服」や「喪服」という項目を設けており、一般衣類より少し価格が高めになっています。

喪服の料金は1着1,500円~2,500円ほどが目安になりますが、デラックスコースなどワンランク上のクリーニングを選ぶ場合は、これよりも数百円高くなります。

また、高級素材を使っている場合やレースなどの細かな装飾がついている喪服は、+αで追加料金がかかることもあるので、必ず利用店のオプション金額を確認しましょう。

喪服のクリーニング料金が高い理由

喪服は普通の洋服と違い、大切な場面で着用する衣類ですから、裁断や縫製などもよりこだわって作られています。

そのため、クリーニング店でも個別洗いや静止乾燥、手仕上げなどを行って、注意深くクリーニングをする必要があるのです。

各手順において手間暇がかかる分、クリーニングの料金は高めになり、一般衣類として洗ってもらうことはできません。

また、喪服の色は一見するとただの黒に見えますが、実は普通の洋服に比べて深い黒になるよう染められており、「漆黒」に近づけるために何度も染色する事があります。

誤ったクリーニング方法を行ってしまうと、色が抜けてしまったり、生地がダメージを受けてしまう危険性もあるので、少々料金が高くても礼服や喪服専用のコースで洗ってもらうことが大切です。

加工オプションの有無と必要性の確認・検討を

喪服のような料金が高いクリーニングコースでは、あらかじめ加工オプションが付随している場合があります。

料金内でどこまで対応してくれるのかはお店によって異なるので、必ず加工の有無は確認してください。

また、特に加工が行われない場合、下記の様なオプションを追加しておくと、より綺麗に長く喪服を維持することができますので、料金と相談して検討しましょう。

1.水溶性の汚れを落とす「汗抜き加工」や「ダブル洗い」

一般的にクリーニングは水や洗剤を使わない「ドライクリーニング」という方法が用いられており、生地の縮みや型崩れを防ぐだけでなく、自宅の洗濯では難しい皮脂や化粧品などの油性汚れをしっかり落とすことができます。

一方、汗や飲み物などの水溶性の汚れには少々弱いというデメリットもあり、それを解消するのが汗抜き加工やダブル洗いといったオプションです。

最近のクリーニング方法では、ある程度水溶性の汚れも落とせるようになってきてはいますが、長く保管することもある喪服のような衣類は、1度のクリーニングでしっかり汚れを落としておかないと、シミや黄ばみを発生させる恐れがあります。

喪服をクリーニングに出す際、次の着用予定がない場合はこのような加工をしてもらうと安心です。

2.「防虫」「抗菌」「防カビ」加工

喪服はクローゼットにしまいっぱなしにする方が多く、湿気によってカビが発生したり、知らぬ間に虫食いに合ってしまう事があります。

こまめに換気をしたり、防虫カバーなどで対応できれば良いですが、まめにお手入れするのが面倒という方は加工を施しておくと安心です。

特に喪服は、訃報を受けて急に着用しなければならない事があるため、出した時にトラブルに気付いても、クリーニングが間に合いません。

長く綺麗に喪服が保管できるよう、カビや虫の対策はしっかり行って、より良い状態をキープしましょう。

喪服を出すのに最適な宅配クリーニング4選

品質も早さも兼ね備えた優良店「プラスキューブ」

喪服や高級品など、大切な衣類を洗いから仕上げまでこだわって行い、優れた品質のサービスで高い満足度を獲得しています。

クリーニングを依頼する洋服は、1点ずつ汚れやシミなど気になる部分を伝えることができるため、細部までしっかり対応してもらうことが可能です。

また、いつ着用機会が訪れるかわからない喪服も、最短2~3日で発送してもらえるため、安心してお任せできます。

1着あたりのクリーニング料金は少々高めではありますが、キューブセレクトの10~20点パックなら喪服料金の相場と変わらないため、まとめて依頼するのがオススメです。

デリケート素材の追加料金やシミ抜き代もかからず、料金内で抗菌・消臭・帯電防止加工がついています。

プラスキューブの喪服クリーニング料金

礼服のコース パック料金(税抜) 1着あたりの料金
キューブセレクト
(一般礼服向き)
5点 8,500円 1,700円
10点 16,000円 1,600円
20点 26,000円 1,300円
キューブプレミアム
(高級礼服向き)
5点 12,500円 2,500円
10点 24,000円 2,400円
20点 38,000円 1,900円
エアリーワイシャツ 10点 3,500円 350円
プラスキューブの詳細を見る プラスキューブの実体験レポート

安心感で選ぶなら「ネクシー」

1着当たりのクリーニング料金が抑えられていますが、店舗型クリーニング以上の優れた仕上がりです。

最安値という訳ではありませんが、メンバーズ会員やビジネス会員になればさらに料金が割引され、さらに次回使えるクーポンも貰えるのが嬉しいところです。

依頼品は全てにトリートメント加工と手仕上げが施されるほか、シミ抜き、ボタンつけ、簡単なほつれ直しも全て無料で行ってもらえます。

申し込み後は対応状況が常にメールで連絡が届きますし、マイページでも確認できるので、宅配クリーニングが初めてで不安のある方でも安心して利用できます。

なお、お届け日数は地域によって異なりますので、利用前に必ず確認してから申し込みましょう。

ネクシーの喪服クリーニング料金

礼服のコース おすすめコース・料金(税込)
礼服ジャケット 通常、ビジネス会員 960円
メンバーズ会員 810円
礼服タキシード、礼服モーニング 通常、ビジネス会員 3,000円
メンバーズ会員 2,550円
礼服ボレロ 通常、ビジネス会員 980円
メンバーズ会員 850円
礼服ズボン、礼服スカート 通常、ビジネス会員 660円
メンバーズ会員 560円
礼服ワンピース 通常、ビジネス会員 1,300円
メンバーズ会員 1,130円
礼服ブラウス 通常、ビジネス会員 660円
メンバーズ会員 560円
ワイシャツ(ハンガー) 通常会員 300円
ビジネス会員、メンバーズ会員 250円
ネクタイ 通常会員 420円
ビジネス会員、メンバーズ会員 350円
オプション加工 デオドラント 500円/着
エクセレント(防虫剤つき) 950円/着
ダブルウォッシュ 1,300円/着
ネクシーの詳細を見る ネクシーの実体験レポート

価格重視で選ぶなら「リネット」

宅配クリーニングの中でもリーズナブルな価格設定で、少しでも喪服のクリーニング代を抑えたいという方にうってつけです。

有料のプレミアム会員にならなくても安い料金で利用できますし、加工オプションの金額も高くはないので、家計に優しく使いやすいお店と言えます。

ただし、クリーニング品質はあまり良いとは言えないので、その点を理解した上で使った方が良いでしょう。

また、3,000円以上で送料無料や最短2日後お届け、安心保証(無料再仕上げ、事故時の賠償など)は、すべて有料会員限定のサービスです。

仕上がりの事を考えると安心保証は外せませんから、有料会員になって利用する事を前提に考えましょう。

リネットの喪服クリーニング料金

礼服のコース おすすめコース・料金(税込)
礼服ジャケット 通常 950円~
デラックス 1,650円~
礼服タキシード、礼服モーニング 通常 2,630円~
デラックス 3,330円~
礼服ボレロ 通常 980円~
デラックス 1,680円~
礼服ズボン、礼服スカート 通常 660円~
デラックス 1,360円~
礼服ワンピース 通常 1,230円~
デラックス 1,930円~
ブラウス 通常 550円~
デラックス 1,250円~
ワイシャツ(ハンガー) 通常 290円~
ネクタイ 通常 550円
デラックス 1,250円
オプション加工 デラックス(防虫剤つき) 350円/着
潔癖加工 400円/着
ウェット 1,000円/着
リネットの詳細を見る リネットの実体験レポート

品質重視で選ぶなら「ピュアクリーニングプレミアム」

高級アイテムのクリーニングを得意としており、大切にしたい喪服などの衣類を出すのにピッタリです。

返却された衣類の仕上がりは圧倒的で、1点当たりの価格も一般クリーニング店の喪服・礼服コースと同等レベルなので、コスパの高いサービスと言えます。

パック制を導入しているプラスキューブとは違い、1点ずつアイテムが選択できるので、出したい時に出したい分だけクリーニングを依頼できるのも魅力です。

価格と洗い方の異なる3つのコースから選べますが、どの内容でも抗菌・帯電防止効果が得られます。

ただし納期がかなり長く、洋服がお店に到着してから1~2週間かかってしまうため、この点に注意して早めに依頼しましょう。

ピュアクリーニングの喪服クリーニング料金

礼服のコース おすすめコース・料金(税込)
スーツ2piece オゾンコース 2,500円
ジャケット オゾンコース 1,500円
ワンピース シリコンコース 2,200円
スカート・パンツ シリコンコース 1,200円
ブラウス シリコンコース 1,200円
ネクタイ シリコンコース 1,200円
ワイシャツ ハンガー仕上げ 380円
たたみ仕上げ 450円

※おすすめ以外のコースも選択できます。

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